【書評と要約】沈黙のWebマーケティング【内容だけでなく本の企画販売手法にも注目】 - 大蛇テック合同会社|大牟田・荒尾のホームページ制作

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【書評と要約】沈黙のWebマーケティング【内容だけでなく本の企画販売手法にも注目】

Webマーケティング入門にNo.1のおすすめ本、

沈黙のWebマーケティングの書評をしていきます。

目次

  • 沈黙のWebマーケティングの基本情報
  • 沈黙のWebマーケティング要約
  • ①人間心理に響くコンテンツを作る
  • ②感情を動かすコンテンツを作る
  • ③ソーシャルメディアに露出起点を持つ
  • すごいのは内容だけではない!書籍の販売手法
  • 感想まとめ

沈黙のWebマーケティングの基本情報

書名:沈黙のWebマーケティング

著者:松尾茂起

出版月:2015年1月30日

出版社:エムディエヌコーポレーション

定価:本体2,200円+税

筆者の松尾茂起さんは、株式会社ウェブライダーの代表取締役社長でもあります。

半分漫画のように描かれており、非常に読みやすいです。

沈黙のWebマーケティングの要約まとめ

①人間心理に響くコンテンツを作る

②感情を動かすコンテンツを作る

③ソーシャルメディアに露出起点を持つ

1つずつ解説していきます。

①人間心理に響くコンテンツを作る

マズローの欲求五段階説における「所属と愛の欲求」、「承認欲求(自己顕示欲)」を意識する。

ページは「セリング」と「コンテンツ」に分けて考える

『沈黙のWebマーケティング』264ページ

人間の欲求に基づいたコンテンツを作ることの重要性が語られています。

「マズローの欲求五段階説」とは、人間が持つ欲求は五段階に分かれているとしたものです。

人間は低次の欲求が満たされると、より高次の欲求を満たそうとするとされています。

命の危険のない現代社会では、「社会的欲求」、「承認の欲求」を満たすようなコンテンツは拡散されやすいと言えます。

セリングは、商品を売るためのページで、コンテンツはリンクを獲得するためのページです。

何かのページをシェアしたいと考える人は、そのページに売られている商品には興味がなく、コンテンツにしか興味がないという場合がほとんどです。

シェアされるには、人を動かすコンテンツを作成することが重要になってきます。

②感情を動かすコンテンツを作る

「コミュニケーションのきっかけ」になるコンテンツはシェアされやすい。

interestingなコンテンツを作る。

みんなが興味を持つテーマやキーワードをコンテンツに含める。

『沈黙のWebマーケティング』312ページ

人々がコンテンツをシェアする理由は、そのコンテンツを介して誰かとコミュニケーションをとりたいと考えている場合がほとんどです。

シェアを狙う方法の一つとして、「相手とその周りの人との間に、どんなコミュニケーションを生み出したいか?」というところまで意識すると良いです。

中でもinterestingなコンテンツ(ノウハウや役に立つコンテンツ)はシェアされやすい傾向があります。

他にも「社会的関心度」や「社会的認知度」の高いキーワードを取り入れたコンテンツは、多くの人の議論の場になることがあるため、人が集まりやすいです。

③ソーシャルメディアに露出起点を持つ

Twitterは「コンテンツ」に紐づくものと考えて運用する。

『沈黙のWebマーケティング』370ページ

Twitterでは、「コンテンツ」に関する情報を発信しましょう。

多くのTwitterユーザーは商品を買うことを目的にしている人がほとんどいないからです。

また、自分に影響力がない場合、まずは「聞き役」に回ることが重要です。

話を聞いたりリアクションをすると「返報性の原理」が働き、自分のツイートに関しても何かしらアクションを取ってくれるようになります。

すごいのは内容だけではない!書籍の販売戦略

ぼくがこの本で最も着目すべきだと思うポイントは、書籍の販売戦略です。

あまりここに注目している人はいないかもしれません。

著者が昨年末のインタビュー記事で以下のように発言していました。

沈黙シリーズが成功した8つの理由は、

1.既視感を意識したビジュアル演出

2.読者が自己投影しやすい登場人物

3.苦難のハードルを超える「シュガーコーティング」

4.語りたくなる背景情報

5.問いを与えることで生まれる、適度な思考負荷

6.差異を細かく伝えることで生まれる、Why起点の情報質量

7.完走した人だけが感じられる達成感

8.勧善懲悪から生まれるカタルシス

https://logmi.jp/business/articles/323608

他にも色々含めると17の戦略があったと語っています。

ヒット作はこれほど緻密な計算の上に成り立っているんですね。

(このインタビュー記事かなり長いですが良質な内容なので、また後日わかりやすくまとめようと思います。)

全て計算され尽くした上でのヒット作だったということです。

特に感銘を受けたのは、「既視感を意識する」です。

最初は既視感、どこかで見たことあるな〜というビジュアルや話し方で相手の興味をひく。

興味を持ってもらった後に、自己主張やオリジナリティを出していくのが良いと筆者は語っています。

本書の主人公(明らかに某有名格闘ゲームを意識したビジュアルw)が、まず王道を知っておくことの大事さを語っていましたが、まさにこの本ではその手法が使われていたということです。

感想まとめ

今回は、『沈黙のWebマーケティング』をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

本の内容、販売戦略どちらも学ぶところ満載ですし、多くの有名ブロガーも絶賛しています。

ITを使う人間には必携の一冊だなと感じました。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

引用サイト

https://logmi.jp/business/articles/323608

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