SEOシリーズ第二弾です。
前回の記事
SEOの内部対策とは何か、解説しています。
もくじ
・内部対策とは?
・なぜ内部対策が必要なのか
・①クローラーの巡回を依頼する
・②サイトの内容をクローラーに適切に伝える
・感想まとめ
内部対策とは?
SEOを大きく分けると、外部対策と内部対策の2つに分けることができます。
外部対策は対象のサイト外で行うSEO対策で、被リンク数を増やすなど、自分のWEBサイトの外の要因を変えることで検索順位を上げる手法です。
内部対策は自サイトを変えていって検索順位を上げるSEOです。
- サイトマップの制作
- パンくずリストの制作
- プラグインなどを最適化して、サイト画面の表示速度を上げる
- タグの最適化
などが内部対策になります。
なぜ内部対策が必要なのか
内部対策は、Googleにコンテンツの内容をきちんと伝えるために必要となります。
検索順位というのは、
1.クローラー(GoogleのWebサイト情報を集めるAI)の巡回
2. ページのインデックス(サイトの情報がGoogleに登録されること)
3. 順位の決定(インデックスされた情報を元に、アルゴリズムで順位を決定)
という3ステップで決定されます。
Googleは良質なコンテンツを上位に表示したいと考えているわけですが、AIは完璧ではないため上手に判断できないこともあります。
つまり、『このコンテンツは良質ですよ!』とクローラーにきちんと伝える施策が必要なのです。
内部対策には大きく分けると2つのやるべきことがあります。
①クローラーの巡回を促す
②サイトの内容をクローラーに適切に伝える
順番に解説していきます。
内部対策でやるべきこと①クローラーの巡回を促す
先程の順位決定のプロセスの最初に、「クローラーの巡回」があります。
サイトをクローラーが巡回しなければインデックスしてもらえないため、検索結果に表示されることはありません。
クローラーをサイトに呼び込み、インデックスしてもらいたいサイトをもれなく巡回させるために有効なポイントを3つ紹介します。
①-1 XMLサイトマップを送信する
クローラーは、すでにインデックスされているサイトのリンクをたどって新たなサイトを巡回していきます。
あなたのサイトがまだ立ち上げたばかりで被リンクが少ない場合、クローラーが巡回してくる確率が低いです。
そこで行うのがXMLサイトマップと呼ばれる、クローラー向けのサイトマップの送信です。
これによりクローラーによる巡回が依頼され、サイト内全てインデックスしてくれます。
XMLサイトマップはサーチコンソールから、「サイトマップの追加/テスト」ボタンを押すことでサイトマップがクローラーへ送信できます。
新たなページを作る場合、再度インデックスしてもらう必要があるので、サイトマップは更新の度に送信しましょう。
①-2 パンくずリストを設置する
すぐできる上にとても有効なのが、パンくずリストの設置です。
サイトの上部に表示される現在地のようなものです。
これはユーザーにとってもクローラーにとっても、今サイトのどこにいるのか分かりやすくなります。
①-3 階層を増やしすぎない
分かりやすいサイトにするためには、カテゴリで分けて階層構造にすると良いです。
ただし、階層は増やしすぎないようにしましょう。
トップページから2クリック以内で全てのページに移動できる3階層が良いというのが、現在のアルゴリズムの方針と言われています。
内部対策でやるべきこと②サイトの内容をクローラーに適切に伝える
サイトにクローラーを呼び込んだら、次にサイトをきちんとインデックスしてもらう必要があります。
サイトの内容をクローラーに適切に伝えるためのポイントを4つ紹介します。
②-1 ページタイトルはh1を使い、必ずキーワードを入れる
h1,h2,…,h6のタグを見出しタグと言いますが、なかでもh1タグはGoogleがページの内容を把握するために真っ先に見る重要なタグです。
このh1タグにはページ内容を簡潔に表すタイトルをキーワードを含めて記入しましょう。
ここにキーワードを入れないと、Googleはページとキーワードとの関連性が高いと判断できません。
②-2 見出しタグを上手に使い構造化
コンテンツを作る際、見出しタグを使ってコンテンツを構造化しましょう。
見出しタグがないサイトはユーザーにもクローラーにとっても分かりにくいです。
②-3 引用タグを使用する
Googleは、ガイドラインの中で以下の2点を禁止事項としています。
- コンテンツの無断複製
- オリジナルのコンテンツがほとんど、もしくはまったく存在しないページの作成
他サイトからの引用を行う際には、引用タグ(blockquote)を使い、コピーではなく引用であることを示すようにしましょう。
②-4 ページネーションでnext、prevボタンを使う
ページネーションとはページ下部によくある、前後のページなど、別のページに移動できるボタンのことです。
このリンク群によって結ばれているページは一連のコンテンツとして認識してもらえます。
感想まとめ
内部対策のポイントを一言で表すと、クローラーにとって分かりやすいサイト構造にするということになります。
アルゴリズムは定期的にアップデートされていくため、常に内部対策を最適化し、あなたのサイトがきちんとGoogleに評価されるようにしておかなければいけません。
しかし忘れてはならないのは、ユーザーにとって見やすいサイトを追求することが、追い求めるべき本質です。
なぜならGoogleも利潤を求める1つの企業であるため、顧客のために良質なコンテンツを上位表示するようにしようという意図が働くためです。
本質を押さえておけば、これから先何度アルゴリズムをアップデートされようと揺るぎない評価をキープすることができるでしょう。
次回は、外部対策について書いていきます。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。